こんにちは!新米猟師のナツキです。狩猟って免許さえ取れば誰でも出来ると思われていますが、実はもう一つしておかなければならない事があります。
それが狩猟者登録!!
今回はこの狩猟者登録にかかる費用や、その他必要な費用を分かりやすく解説していきたいと思います。
2019年現在は、狩猟を辞めています。
狩猟の世界に入って3年が経ち、現在は狩猟を辞めてフリーランスをしています。
その理由について下記の記事に書いているので、興味がある方は見てみてください↓
1.そもそも狩猟者登録って??
狩猟者登録とは「今年私は◯◯県で狩猟をします!」ということを、書面と狩猟税を県に払って登録することです。
登録方法は、各地域の猟友会の方が事前に詳しく説明してくれます。
その地域で狩猟をすることが決まったら、まずは猟友会の事務所に顔を出しましょう。
そして「今年から◯◯町で狩猟を始めたいのですが」と伝えると、登録費用を回収する日程や書面の書き方などを教えてもらえます。
ちなみに狩猟者登録は県ごとに行わないといけません。
たとえば、もしあなたが岡山県と鳥取県の両方で狩猟をしたいのなら、2県どちらにも同じように狩猟登録をしてお金を払う必要があります。結構高いよ!
2.狩猟者登録にかかる費用

狩猟者登録を行うためにかかる費用は以下の3つです。
- 狩猟者登録料(1年間)
- 保険料
- 猟友会費
「猟友会には入らないよ!」と言う方は3つ目の”猟友会費”がかかりませんが、初年度は加入しておくことを強く勧めます。なぜなら初心者が狩猟を単独で行う事は危険すぎるから。です。
猟友会に入ってコミニュティを広げ、協力し合いながら狩猟の腕を上げることも、身を守る術だと思っておきましょう。
以下に記載する費用はわたしの所属する県での費用です。一概に同じ値段ということはありませんが、大きく異なる事もないと思いますので参考にしてください。
①狩猟者登録料(1年間)
登録手数料
- 各県ごとに ¥1'800
入猟税
- 網猟免許またはわな猟免許 ¥8'200
- 第一種狩猟免許 ¥16'500
- 第二種銃猟免許 ¥5'500
わな猟と銃猟(第一種)を両方やりたい!という方が結構多いのですが、2つを足すと1年で¥24'700もかかってしまう計算になります。恐るべき入猟税
②保険料
ハンター保険(わな猟)
- ¥1'200
狩猟を行うには、猟友会に入る入らないに関わらず各自保険に加入しなければなりません。
わな猟のみの場合年間¥1'200とまだ良心的ですが、銃猟となると危険も増すためもう少し保険料は高く見積もっておきましょう。
猟友会に入っていれば、その猟友会が企画している保険に加入する事ができます。もし入らないのであれば個人で保険会社に問い合わせ「ハンター保険」というものに加入しましょう。
③猟友会費
入会金
- 入会金(市) ¥5'000
- 入会金(町) ¥5'000
▲合計 ¥10'000
猟友会費
- 猟友会費(県) ¥6'800
- 猟友会費(市) ¥5'000
- 猟友会費(町) ¥5'000
▲合計 ¥16'800
猟友会費は県・市・町それぞれの猟友会に支払う必要があります。さらに初年度の人は入会金も払わないといけないため、かなりの額になってしまいなす・・・
猟友会に加入する事はメリットが多いのですが、唯一のデメリットといえばお金の問題でしょうか。
でもみんな!まだめげないで!!
3.補助金を活用しよう!!

補助金を活用して、狩猟者登録にかかる費用を抑える事ができます。
例えば狩猟が活発な兵庫県の場合…
「兵庫県での有害鳥獣駆除等の狩猟を目的とし、兵庫県で狩猟免許試験を受けた方」に対し、狩猟者登録費用、その他狩猟に必要な道具の購入費として、わな猟最大7万円、第一種免許最大20万円の補助金が降ります。
どの都道府県にもこういった狩猟者に対する補助金が存在しています!特に田舎!!

私は狩猟免許を取り終えてずいぶん経った頃にこの制度を知ったため、上手に補助金制度を使うことができませんでした・・残念
なので狩猟免許をとる前に、狩猟を行いたい地域の補助金制度を調べてから試験に望みましょう。後のお金の心配が無くなります。
まとめ
狩猟って案外お金がかかるのね・・・と思われた方、安心してください。狩猟は出費するだけではありません。きちんと技術を身につければ何倍にもなって返ってきます。
下記の記事で猟師の収入などを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
以上、狩猟にかかる費用の話でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。
この狩猟者登録を猟期が始まる11月までに済ませておかないと、猟期がスタートしても狩猟ができないので要注意ですよ。