【デザイナー向け】”採用される”ポートフォリオの作り方+作成サービス6選

デザイナー向けのポートフォリオの作り方を教えて。就職や転職の採用に直結するものが作りたいです。おすすめの作成サービスがあれば知りたいな。

 

こういった疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • デザイナー向け採用されるポートフォリオの作り方
  • おすすめのポートフォリオ作成サービス
  • デザイナーの仕事は自分で探せる時代

 

本記事では前半にデザイナー向けのポートフォリオの作り方を解説し、後半にはおすすめポートフォリオ作成サービスと仕事の探し方について解説しています。

 

朝なつ

この記事を書いている私は、現在フリーランス4年目。新卒から独学でデザインを学び、企業でアプリデザインに関わった後独立しました。普段クライアントから直接仕事を取ることも多いです

こういった背景からお話ししますね。

 

【デザイナー向け】採用されるポートフォリオの作り方

採用に直結するポートフォリオは下記の手順で作っていきます。

  1. ターゲットが求めていることを明確にする
  2. 作品を選ぶ
  3. 他に掲載する情報を考える
  4. ポートフォリオデザインを考える

なお、この時点で「テンプレを使ったポートフォリオ作成サービスを使う」という人は、デザインに縛りがあるためざっくりとした完成イメージだけ考えておけばOKです。

ポートフォリオ作成サービスについては次の章で解説しています。

 

では一つずつ見ていきましょう。

 

①ターゲットが求めていることを明確にする

まずポートフォリオの作成に取り掛かる前にターゲットを決め、そのターゲットが求めていることを明確にする必要があります。

理由としては、どんなにおしゃれなデザインのポートフォリオを作っても、ターゲットに響かなければ意味がないからです。

 

例えば転職活動の場合なら、第一希望の企業をターゲットにして求めているものを明確化していきます。下記を参考に書き出していきましょう。

  • その企業が力を入れているデザインジャンルは?:WEB・アプリ・チラシなど
  • その企業のデザインの傾向は?:シンプル・ナチュラル・ポップなど
  • その企業は何を一番大切にしている?:クライアントの想い・インパクトなど

 

ターゲットが求めていることが分かれば、それに合わせて作品を選んでいけますので、まずはこのステップが重要です。

就職や転職の場合は、相手に合わせてポートフォリオの構成を変えていきましょう。

 

冊子タイプとWEBサイトどっちがいい?

冊子タイプのポートフォリオと、オンラインでも見れるポートフォリオサイト、どちらを準備しておくべきか。

結論から言うと、相手にポートフォリオを見せるタイミングや状況に合わせればOKです。

 

例えばIT企業で全員がMACを持っている状態ならWEBポートフォリオですし、昔ながらのデザイン企業で紙媒体がメインなら冊子をいくつか持っていくべきです。

ポートフォリオを見せる用のタブレットを別途で用意するのもおすすめですよ。

 

②作品を選ぶ

次にポートフォリオに実際に掲載する作品を選んでいきます。

作品を選ぶ時は、下記のような順序で選ぶと相手に好印象を与えることができますよ。

  1. 「ターゲットが求めているイメージ」に近い作品
  2. 過去の作品で技術評価が高かった作品
  3. 自分のお気に入りの作品

 

ここで大切なのは、相手がポートフォリオを開いた時のストーリーを思い描くことです。

例えばポートフォリオの冒頭に、世界観が企業イメージと全く合っていない作品が並んでいれば、良い印象を持つのは難しいですよね。

 

「相手が自分にどんな印象を抱くか」を想像しながら作品選びを進めていきましょう。

 

作品が足りない人はサンプルを作ろう!

この時点で「選べるほど作品なんてない!」という人も多いかと思います。

そんな人は架空の企業やお店をイメージしたサンプルを作ることで対応可能です。

 

「架空のお店って・・それで大丈夫なの?」

そんな声が聞こえてきそうですが、相手が見たいのはあくまでもあなた自身のデザインスキルなので問題なしです。

実績は経験とともに出来てきますので、まずはポートフォリオを完成させることを最重要に進めていきましょう。

 

③他に掲載する情報を考える

もし「これだけは相手に伝えたい!」ということがあれば、文章でポートフォリオ状に載せておくのもアリです。

朝なつ

例えば私場合だと、ポートフォリオにメディア掲載歴やデザイン価格表を乗せることがあります。

 

その他、これまで作品展をした実績や企業からの受注実績などがあれば事前にポートフォリオ状に掲載しておけば、会話のきっかけにもなりますよ。

ただ、あくまでメインである作品の邪魔にならないレベルで載せるようにしましょう。

 

④ポートフォリオデザインを考える

載せたい作品や内容が決まれば、実際にポートフォリオのデザインを作っていきます。

 

デザインは下記のサイトが参考になりますよ。

  • 紙ポートフォリオの場合:Pinterest
  • WEBポートフォリオ:I/O 3000
  • おしゃれなデザインをテンプレから作成:CANVA

 

さてデザインが完成したので、次の章で紹介しているポートフォリオ作成サービスを使って実際にポートフォリオの作成に移りましょう!

 

デザイナー向けポートフォリオ作成サービス6選

ポートフォリオの作成にはいろいろな方法があるので、完全オリジナルか?デザインテンプレを使用するか?無料か有料か?など、自分に合ったポートフォリオ作成方法を選んでください。

 

テンプレートで簡単に作成する場合

ポートフォリオサイト

デザインテンプレートを使って無料でおしゃれなポートフォリオサイトが作れるサービスは下記の2つです。

  • Portfoliobox:豊富なデザインテンプレートから選択、ポートフォリオウェブサイトが無料で作れます。
  • MACHBOX:最大6作品まのでアップロードが可能、マイナビクリエイターに登録していればすぐに使用可能。 無料枠のみ

 

ただ、無料枠の場合は掲載できる作品数に上限があるので、もし「沢山の作品を載せたい」という方はPortfolioboxにて有料枠での登録が可能です。

 

冊子タイプ

冊子タイプのポートフォリオは無料のデザインテンプレートが使えるサービスが少ないのですが、その中でも下記の印刷サービスが便利です。

  • MEME PAPER:シンプルでおしゃれなデザインテンプレートから選んで作成が可能。

 

完全オリジナルで作成する場合

ポートフォリオサイト

完全オリジナルのポートフォリオサイトを作る場合は、WordPressを使ったサイト作成がおすすめです。

 

無料のテーマから好きなものを選べますし、掲載作品の上限はありません。

ただ、専門知識が必要な部分があり初心者の方は少し苦労するかもしれません。その場合は有料テーマの利用も考えながら進めてみてください。

参考:ワードプレス(WordPress)ブログの始め方を解説【初心者でも簡単】

 

冊子タイプ

オリジナルデザインを冊子で印刷する場合は下記のサービスがおすすめです。

  • ラクスル:ネット印刷の定番。価格を抑えてサクッと作りたい方向け。
  • プリンパ:紙質からデザインを選べる。オプション加工も豊富でこだわりたい人向け。

 

ポートフォリオ作成サービスは以上です!

 

まとめ

デザイナー向けのポートフォリオの作り方とおすすめ作成サービスを紹介しました!

 

ポートフォリオが1つあれば採用の強い味方となってくれますし、取れる仕事の幅も広がります。

この機会に、ぜひあなただけのポートフォリオを作ってみてください。