村で作った”自家製かんぴょう”の作り方!1年経ってもまだ食べれる保存食。

村の農家さんに「苗が余ってるから。」と、”かんぴょうの苗”をいただきました。

かんぴょうって、あのヒョロヒョロのやつ?

よく分からんまま育て始めて数ヶ月、ボンバーマン並の爆弾みたいな実がついたので、どこかの誰かの役に立つことを願って”かんぴょうの作り方を”レポートします。

正直かんぴょうを自家製するやつなんて、いない!

 

かんぴょうの本名は”夕顔”って知ってた?

 

実はかんぴょうの実には「夕顔」という名前がついています。(名前かわいい!)夕方になると花を咲かせるからそんな名前がついたそう、朝顔の夕方バーションですね。

かんぴょう豆知識

かんぴょうは漢字で「干瓢(かんぴょう)」と書きます。なぜ干瓢という名前がついたのかというと、夕顔の実は別名「ふくべ(瓢)」と呼ばれ、かんぴょうはそのふくべ(瓢)を干したものだからです。

 

そんなおしゃれな名前がついていますが、私はずっと”かんぴょうの実”と読んでいます。分かりやすいですからね。

かんぴょうの実が道の脇にどっしりと佇んでいる様子は、かなり迫力があります。育ちすぎて車に踏まれることがあるので注意してください※

 

かんぴょうの実を収穫してみました。

かんぴょうの実は大きくてとても重いです、例えるとボーリングの球のような感じ。周りの皮は硬いので、野菜用のブラシでゴシゴシ洗ってあげるとツルツルになります。

 

農家さんのおすすめで、野菜を洗うのはもっぱら”爪洗いようブラシ”です。野菜用ブラシよりも柔らかく野菜に傷がつきにくいんです。

 

かんぴょうの実は冬瓜の味に似ていて、同じように調理すればそのままでも美味しく食べられます。私も収穫した実の半分は煮込んで食べました。

しかし本命はかんぴょう作り!レッツトライ

 

かんぴょう作りに挑戦!


作り方

  1. かんぴょうの実を輪切りにする
  2. 輪切りの実を桂むきする
  3. 切った実を洗濯物干しで2~3日天日干しする
  4. 乾燥剤と一緒に密閉袋で保存する!

輪切りにしたかんぴょうの実をひたすら桂むきしていきます。大きな実を薄く剥いていくこの作業が一番大変!かんぴょうの実は弾力がないので少し油断するとすぐにブチブチキレてしまうんです。

ポイントは2ミリくらいの厚さで桂むきすること。思ったより分厚くなっても、後で干した時に水分が抜けて薄くなるので大丈夫です。

最後に、剥いたかんぴょうがの実を洗濯物干しに吊り下げ、2~3日天日干しします。

 

天日干し2~3日後

2~3日天日干ししたかんぴょうがこちら。こんなにカラカラになりました。

縮まって短くなり、これ以上水分が出ない状態になればかんぴょうの完成です!

 

せっかく長くできたのにもったいないですが、ハサミで半分に切って乾燥剤(シリカゲル)と一緒にジップロックで保存します!

市販のかんぴょうより少し茶色く見えるのは、漂白作業を行なっていないから。自然なかんぴょうの証なんです。

 

かんぴょう美味しい

 

かんぴょうを沢山作ったので、1年くらいは持つかと思います。これまで巻き寿司にしか使ってこなかったかんぴょうですが、味に変な癖がないのでスープや煮物との相性が抜群です!栄養も抜群!かんぴょう料理をどんどん開拓していきたい。

もし、、万が一、、かんぴょうの実を手に入れる機会がありましたら、ぜひ挑戦してみてください!