こんにちは、朝なつです。
本記事では、私が実際にインドに行った時に現地の人から教わった”一つの教え”を紹介します。
この記事を読むことでインド人の価値観に触れ、あなたも「他人に迷惑をかけてもいい。」と思えるようになるかもしれません。
目次
インドを象徴する”一つの教え”
インド人の価値観を象徴しているとも言える、有名な教えは以下です。
日本人がこの”教え”から学ぶことは多いです。
日本と異なるインドの価値観に賞賛の声も
インドの教えを授ける
キミは人に迷惑をかけて生きているのだから、同じように誰かに迷惑をかけられても、それを許し、感謝の気持ちを忘れないようにしよう
こう考えると肩の荷結構おりるんじゃないかな?
要はお互い様なのさ( *˙ω˙*)و グッ!
— 古風な詩人 サンダース大佐 (@K_Sanders_Colon) September 3, 2019
「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」
インド人の教えです。— 桔梗坂書店 (@riverside_301) September 6, 2019
日本人は子どもに、
「人に迷惑をかけないようにしなさい」
と教え。
インド人は子どもに、
「お前は人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許しておあげ」
と教えるそうな。どっちが建設的かは言うまでもなく。
医療者・福祉関係者こそ、インド人的思考が必要そう。— hana (@hanaxtulpe) September 6, 2019
”迷惑をかけてはいけない”という日本の価値観
ふつうに生きていれば他人に迷惑をかけないなんてありえないですよね。
ただ、助けてもらった時とっさに「すみません!」と言ってしまうのが日本人の価値観です。
その背景には、人に迷惑をかける事は「悪い事」とされる日本的な価値観が大きく影響しています。
”迷惑をかけてもいい”インドの価値観

ではインドではどうなのでしょう。
私がインドにいた頃、突然目の前で殴り合いのケンカが始まったことがありました。
しかしインド人は真逆その真逆で、仲裁しようとどんどん人が集まってきた結果、現場がプチパニックになったのです。
インド人はお節介を焼くのが大好き
その行動が理解できなかった私は、近くの屋台のおじさんに

あんな迷惑な人達ほっとけばいいのに、どうしてみんな助けようとするの。
と聞きました。するとおじさんは
インド人はお節介を焼くのが好きなだけだよ。
人に迷惑をかけてもいい、その代わり迷惑をかけられたら助けなさい。と小さい頃から教えられているから、体が勝手に動くんだ。
この言葉を聞いたとき、わたしはインド人を心の底から好きになりました。
他人に”迷惑をかけられる人”の方が器が大きい事実

「本当はこうしたい。でも迷惑がかかるかもしれないから止めておこう。」このような考え方は日本人にとても多いですよね。
敏感になるあまり、自分よりも他人優先の生活を送ってしまっているのです。
人に迷惑をかけられない人は迷惑を受け入れられない。
「人に迷惑をかけてはいけない。」と自分を締め付けることで、結果的に人から迷惑をかけられる事も受入れられない人間になってしまいます。
人に迷惑をかけない。という拘束が、結果として相手の迷惑を受入れられない器の小ささを生み出してしまいます。
ただ人に迷惑をかけちゃだめ。は間違いです

日本人の頭に刻まれている価値観をインドのおじさん風に言うと、
「人に迷惑をかけちゃいけない、でも迷惑をかけられたら助けなさい。」となりますよね。

日本の”美しい”とされる価値観を無理して受け入れるより、いっそぱっと捨ててしまった方が、何倍も自由になれますよ。
ありがたいことに、最近では自殺やうつ病がピックアップされ「人に迷惑をかけることはいけない」という価値観そのもの見直されてきていますよね。
これをきっかけに、自分の価値観をもう一度見直してみましょう。
インド人を見習って器の大きな人間になろう。

インドの人って癖が強く正直苦手な部分もあります。しかし彼らは困っている人間を必ず助けてくれます。
現にわたしも助けられた側の人間であって、彼らの懐の深さには驚かされました。
人に迷惑をかけてもいい、その代わり迷惑をかけられたら助けなさい。
自分も迷惑をかけることで、迷惑をかけられた時深い優しさで受け止められるインド人を、私は心から尊敬しています。
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