- freeeの3つのプランの比較
- 各プランに向いている人の特徴
- リスクなしで最適なプランを選ぶ方法
この記事では実際にfreeeを使って5年間確定申告をしている私が、個人事業主におすすめのfreeeの3つのプランを比較していきます。
まず先に結論を言うと「どのプランを選べば良いか分からない!」という人は下記の順に進めていけばリスクなしで自分にあったプランを契約することができます。
- freee公式から30日間の無料体験
を試す - 相性が良ければ最安値のスタータープラン(月額980円)で契約する
- スタータープランが不十分であれば後からスタンダードプラン(月額1,980円)にアップグレードする
上記を見て「なるほど!」と納得された方は、このままページを閉じていただいて構いません。
もっと詳しく知りたい!という方は以下でさらに深掘りしていきます。
この記事を読めば、あなたに最適なfreeeのプランを知ることができますよ。
ちなみに、具体的なfreeeの評価は下記の記事にまとめてあります。
- 参考 freee公式
目次
【個人事業主向け】freeeの3つのプランを比較

freeeには個人事業主向けの3つのプランが用意されていて、プラン名と利用料金は下記の通りです。
プラン名 | 利用料(税抜き) |
---|---|
スタータープラン おすすめ! | 月額¥990 |
スタンダードプラン 人気No.1 | 月額¥1,980 |
プレミアムプラン | 年額¥39,800 (※プレミアムプランは年払いのみ対応) |
まずはfreee公式で発表されている、各プランの比較画像を見ていきましょう。

よくある勘違いとして「スタンダード以上じゃないと青色申告ができなのでは?」と思う方がいるのですが、freeeでは全てのプランで青色申告が可能です。

全てのプランで可能な3つのこと
freeeでは全てのプランで下記の3つの機能を使用できます。
機能名 | スターター | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
確定申告書の作成・出力 | ◯ | ◯ | ◯ |
銀行口座やクレジットカードとの同期 | ◯ | ◯ | ◯ |
請求書の作成 | ◯ | ◯ | ◯ |
スタンダードプラン以上になると、この3つの機能に加えて様々な便利機能がついてきます。
ただ、上記の機能があれば問題なく確定申告は終えられます。

もし「少しでも出費を抑えたい!」という方であればスタータープランで十分です。
ちなみに、私はずっとスタータープランを利用していますが、これまで不便に思ったことは特にありません。
- 参考 freee公式
スタンダードプラン以上に付いてくる3つの機能
スタータープランには付いておらず、スタンダードプラン以上についてくる機能は大きく3つです。
機能名 | スターター | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
領収書の写真から仕訳データ自動取得 | △ | ◯ | ◯ |
消費税申告 | × | ◯ | ◯ |
月次推移/資金繰り/売掛/買掛レポート | × | ◯ | ◯ |
メール・チャットサポート | △ | ◯ | ◯ |
ややこしいので簡単に解説するとこんな感じ↓
- 領収書の写真から仕訳データ自動取得 : 紙の領収書データを無制限で取り込み&自動仕訳で作業効率UP!
- 消費税申告 : 消費税の申告に必要な機能が使える
- 月次推移/資金繰り/売掛/買掛レポート : レポートで日々の経営を簡単に可視化
- メール・チャットサポート : 繁忙期でもサポートを優先的に行ってくれる
上記の機能が必要であれば、スタンダードプラン以上を選ぶようにしましょう。
①領収書の写真から仕訳データ自動取得が無制限
レシートなどの領収書をスマホで撮影しそのデータをfreeeに取り込むと、確定申告のための仕訳作業を自動で行い保存してくれる機能
スタータープランでは月5枚までしかデータ保存できないのに対し、スタンダードプランであれば、毎月無制限でレシートのデータ保存が可能です。
実は。この機能が使いたくてfreeeのスタンダードプランを選ぶ人は多いです。
日々の会計を紙の領収書メインで行っている方は、作業効率が格段にアップするこの機能の利用がおすすめです!

私の場合はクレジットでのお金のやり取りがメインなので、この機能は特に必要ありませんでした。
②消費税申告
以下のいずれかを満たす個人事業主の方は、消費税の課税事業者となります。
事業で得た消費税を納める必要があるため、消費税の申告に必要な機能を利用できるスタンダードプラン以上を利用するようにしてください。
- 前々年の課税売上高が1,000万円を超えている
- 特定期間の課税売上高と支払った給与の両方が1,000万円を超えている
(個人事業における特定期間とは、前年1月1日~6月30日のこと)
③月次推移/資金繰り/売掛/買掛レポート
スタンダードプランでは、日々の出入金データを入力するだけで、売上や支出に関するレポートが自動で作成されます。

今の経営状態をカンタンに把握できるので、売上アップへの行動も取りやすくなります。
こちらは、積極的に経営戦略を練っていきたい方におすすめの機能です。
④メール・チャットサポート
スタンダードプランでは、スタータープランに比べチャットやメールサポートを優先的に行ってくれます。
例えば確定申告時期になると、問い合わせが殺到するため質問をしてもなかなか返事が返ってこない時があります。
そんな時でもスタンダードプランであれば、優先対応のため迅速に返答が返ってくるので安心です。
プレミアムプランは不要
なお個人の確定申告に使うレベルであれば、プレミアムプランは必要ありません。
なぜならプレミアムプランはすでに従業員を複数人雇っていたり、経理担当者がいる、法人化を予定している場合に最適なプランだからです。
例えば以下のような人であればプレミアムプランの契約を考えるべきです。
- 部門が分かれており経理担当者がいる
- 他の会計サービスから膨大な会計データを引き継ぐ必要がある
- 税務調査の際のサポートを必要としている
個人の確定申告に使うのであれば、プレミアムプランは必要ないのでスタータープランか、スタンダードプランのどちらかを選ぶようにすればOKです。

- 参考 freee公式
freeeの各プランに向いている人の特徴

ここまでの説明を聞いて「結局どのプランにすれば良いか分からない!」という方に向け、各プランに向いている人の特徴を簡単にまとめておきます。
スタータープランに向いている人の特徴
- 会計ソフトをこれまで使ったことがない人
- 会計に関する知識が全くない人
- クレジットカードでのやり取りが多い人
迷った方は、とりあえずスタータープランを選んでおけばOKです。
スタンダードプランに向いている人の特徴
- 初めて確定申告を行う人
- 経営を勉強しつつ改善したい人
- 現金でのやり取りが多く領収書が多い人
すでに会計の知識がいくらかあり、戦略的に経営を行っていきたい方にオススメです。
プレミアムプランに向いている人の特徴
- 2年以内に法人格を目指している人
- 別の会計サービスからの移行が面倒な人
- 税務調査への対応を取っておきたい人
直近で法人格を目指していたり、税務調査がガッツリ入るほどの規模感で事業をしている人向けのプランです。
以上が、各プランに向いている人の特徴になります!
- 参考 freee公式
どのプランを選ぶかは最重要ではない話

ここまで各プランの比較を行ってきましたが、ぶっちゃけどのプランを選ぶかは最重要ではありません。
というのも、freeeでは好きな時にプランのアップグレードができるからです。
リスクなしで最適なプランを選ぶ流れ
例えば以下のような流れで自分にあったプランを決めれば、リスクなしで自分に最適なプランを選択できます。
- freee公式から30日間の無料体験
を試す - 相性が良ければ最安値のスタータープラン(月額980円)で契約する
- スタータープランが不十分であれば後からスタンダードプラン(月額1,980円)にアップグレードする
このように、一番安い方法から一つずつ試していけばOKで、30日間の無料体験でもし気に入らなければ途中でやめてしまってもかまいません。
注意点としては、年額払い契約をした際のダウングレード(スタンダード→スタータープラン)のプラン変更では、差額は返金されないことです。
ダウングレードの際は注意が必要ですが、アップグレードであれば金額的に損をすることはありません。
まずはfreeeの管理画面を触ってみるところからかなと思っており、リスクなしで体験できるのでとりあえず登録してみましょう。
- 参考 freee公式
まとめ:会計ソフトは最強の味方です

個人事業主やフリーランスにとって会計ソフトは最強の味方です。
会計の知識がゼロでも確定申告が完了するので、必ずどこかしらのサービスに登録しておきましょう。
freeeは専門知識の多い方からは「使いづらい」という評判がありますが、会計知識ゼロの人や確定申告に慣れていない個人事業主にとってはかなり使いやすいサービスです。
まずは無料体験で相性を確かめつつ、一番安いプランから初めてみるのが確実ですよ。
というわけで本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
- 参考 freee公式
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