「行動力がある」そう言われることが多いです。実際に思った事・やりたい事はなりふりかまわず行動します。
しかし毎回すぐに行動できるわけではありません。やりたいと思っても、逃げる口実を探してはなかなか踏み出せない時もあります。
ぐだぐだと足踏みしているのが嫌なのに、強い人間ではないためいつまでも一歩踏み出さずその場に立ち尽くしています。
そんなとき、私は直感で「今この人の話を聞きたい」と言う人に連絡し、会う約束を取り付けます。
それが一番の解決法であり、行動するための”きっかけ”になることを知っているからです。
- 朝なつ24才
- 田舎移住1年目
- 職業:ライター
目次
他人の話が人生を大きく変える
「この人の話を聞きたい」と思った人なら誰でもいいです。
昔から仲の良い友達や会社の上司はもちろんですが、全然知らない・会った事もない人に連絡をとって話を聞きに行ってもいいです。
昔ジャーナリストを目指していた頃、ジャーナリストとして第一線で仕事をしている人に東京まで会いに行ったり、フランスとスカイプを繋いでもらったこともありました。
アフリカで輸出ビジネスをしようと思った時は、アフリカの実業家の方とスカイプを繋いでもらいました。
こんなことを話すと「もうそれが行動力じゃん」と言われてしまいそうですが、とにかく会いたい人なら誰でもいいよ。と言うことです。
行動に移せない・勇気が出ない時は、自分の先にいる人の話を聞く事で具体的にイメージが湧き行動に移す事が簡単に出来るようになります。
先日、かねてから会いたいと思っていた人に会う事ができました。けんさんと言います。
けんさんは私が目指す生き方の先にいる人だと知っていました。なのでたった2時間の対話が自分のこれからの人生を大きく左右することを分かっていましたし、予想通り対話後はぐだぐだと足踏みしていた状態から次のステップへ踏み出すことが出来ました。
行動力がある人と、そうでない人の違い
そもそも行動力がある人と、そうでない人の違いは何なのでしょうか?
行動力のない人は、行動に移す”きっかけ”を探し続けている人だと思っています 。
やりたい事は沢山あって、こんな仕事をしたい・こんな人間になりたい。と、きちんと目標をイメージもできています。ただ、それを始めるための少しのきっかけを、どこかに落ちていないか探し続けているのです。
では、行動できる人はその”きっかけ”を最初から持っているのでしょうか。
いいえ、持っていません。
行動できる人は「元々できる環境にいたから。才能があったから。」と周りから評価されがちですが、それは行動できない人たちが自分を正当化する言い訳にすぎません。みんなスタートラインは同じです。
行動できる人たちは、自分がどんな環境に居ようとも目標に向かって動く事ができるのです。いつだって、誰とだって、自分の身一つで恐れずに動き出すことができます。
どうしてそんな事ができるのでしょうか。生まれ持った才能?ものすごい自信?実はそうではなく、行動力のある人たちは行動に移す”きっかけ”作りがとても上手なだけなんです。
きっかけさえあれば誰だって行動できる
行動に移すために必要なのは環境でも才能でもありません。どんな人でもきっかけさえ見つかれば目標に向かって行動することが出来ます。
例えば、よく「一人旅がしたい」と言う人の相談に乗ります。みんな今の仕事や生活に不満があって、人生を変えたい・人として成長したい。そう思って海外に一人旅を考えている人たちばかりです。
しかし、なかなか行動に移せない。それには理由があります。
仕事・お金・治安などの表面上の出来ない理由はたくさん出てきますが、行動に移せない一番の理由は「一人旅を決心できない」からです。
ただ決心する”きっかけ”が欲しい
その人の目標は一人旅をすること。それを決心するための”きっかけ”を私に求めて相談してきている。ということが毎度分かるので、私は一人旅の方法ではなく「一人旅を決心する方法」を教えます。
と言ってもその方法はとても簡単で、スケジュール帳に絶対に消えない極太の油性マーカーで2週間分ほど線を引き、「一人旅!!」と横に文字を書くだけ。
「先に書かれてある他の予定は全て無視して上から線を引くんだよ。」とポイントを伝えます。めちゃくちゃに思われるかもしれませんが、これが決心するきっかけとなり一人旅を実行した子は意外にも多いです。
チケットの取り方や持ち物の話もその後にきちんと話します。
インターネットで調べればすぐに出てくることですが、身の回りに実際に経験している人がいる・情報を持っている人がいる。という状況も決心するための大きな要因になります。
会うことが行動のきっかけになる
私が直感で会いたい人に会いに行くのも、行動を起こすためのきっかけ作りのひとつです。
自分では一歩が踏み出せない時でも、人の力を借りる事で行動するきっかけを与えてもらう事ができます。
それこそが行動への第一歩です。
目標までの道のりを知ると、人は動ける。

自分が目標とする場所により近い人と話す事で、目標へのアクセス方法が一気に明確になります。
具体的に目標を達成させる方法を知ることで、今自分がするべき行動がはっきりと分かり、動き出すきっかけとなってくれるのです。
昔会ったジャーナリストの方は、ジャーナリストとして活動していくために本人が実際に行った行動や、求められるスキルの話をしてくれましたし、アフリカの実業家は企業するために必要な資金や具体的な輸出方法、ビジネスにおける注意点を教えてくれました。
実際に経験した人から聞く情報は、そこらへんのビジネス書100冊よりもよっぽど価値があります。その相手が自分の先にいる人だと直感で感じる限り、普通のサラリーマンでも主婦でも関係ありません。

物事をきちんと行動に移せる人は、裏付けされた自信をもっているんです。
それでも行動できない人は
目標へのアクセスが明確になり、具体的な行動のビジョンも見えた!それでも行動に移せない…。そんな人を今まで沢山見てきました。
しかしだからと言って「この人は行動できない人なんだ。」と、そんな風に判断することはありません。
「今はその人にとって行動すべき時ではないんだろうな。」そう思っています。
「一人旅をしたい」と私にきっかけを求めてきてくれた人の中には、結局どこにも行く決心がつけず、そんな自分に劣等感を感じる人がいます。
しかし自分の目標を言葉にして他人に話した時点で、それは一歩踏み出し行動した証拠であり、それだけの思いを持っているということです。
それでも実行できないのは他に優先すべき事柄があり、「一人旅をすること」が現時点で一番の目標ではないからです。だから別に、後回しにしてもいんです。ちゃんと行動に移せていますよ。
私のアドバイスが役に立たなかっただけだったらごめんなさい。
今すぐ会いたい人に会いに行こう!

さあ、今すぐ電話帳でもインターネットでも、記憶の蓋でもなんでも開いて会いたい人を探してみましょう。あなたの目標を形にするのはあなた自身ですが、それを後押しするのは「偉大な他人」です。
騙されたと思って、会いに行ってみて!ちなみに私でも大丈夫ですよ。最後まで読んでいただきありがとうございました!